【魂の法則:ヴィセント・ギリェム】「11.霊界との交信」より

【魂の法則:ヴィセント・ギリェム】

こんにちは、\イッカク です。/

(2020/07/16_若干の文言を修正しました)

今回は、
霊界というものがあり
私達はいずれ戻るであろう
その世界との交信
と霊性の深遠なる学びになっています。

絶対に、学校では、教えていない
いや、教えられない内容です!

前回までNo.10 を
終えてますので
順に見てください!

ヴィセント・ギリェム氏による
「魂の法則」のコンテンツについて
以下、情報を置いときます。

■11.霊界との交信 魂の法則 ヴィセント・ギリェム

<以下は、私が気に入った部分の文字起こしです>
【】内は追加情報や私のコメントです。
<引用開始>____________
霊界との交信

*しつこくて申し訳ないですが、魂の進化を成し遂げるには、連続的な
転生のシステムがどう機能するのかを、皆が自覚していた方がよくあり
ませんか。

魂の進化は、その魂自身が本当にそれを決断した時にのみ、本物とな
る。
魂が、成長を指導してくれる高次の霊魂の存在を常に意識してしまえ
ば、指導霊がいるかどうかに左右されて、自由に行動できなくなってし
まうだろう。大人に対する恐れや尊敬から、親や先生の前で特定の行動
を取ってしまう子どもと同じだ。大人がいなければ、いたずらをしても
しかる人がいないので、子どもはもっと自由な気分で、本来の姿に近い
全く別の振る舞いを見せる。
後見役の高次の霊魂の存在がより明らかなのは、魂が肉体から解放さ
れて霊界にいる期間だ。
記憶を失くして、監督されている確証もないまま物質界に転生するの
は、魂が何の制約も受けずに完全に自由に行動できるためで、自己の経
験を通して自分自身でしたいことを決めるためだ。

*それでは、肉体に宿っている間は、霊的な真相を自覚できないのです
か。

そうとも言えない。もしそうだとしたら、肉体に宿った状態の君と私
とが、今そのことで話をしているということもあるまい。
霊的な真相を掘り下げたいと心から願う者は、必要な答えや霊的な援
助を得るであろう。君自身の例を見てごらん。君は、本質的な疑問を自
問し始め、心から探し求めたので、その答えを受け取りつつある。だが、
大抵の人は違う方向を見ていたいのだ。
宇宙が物理的にどう機能しているのかを知りたい、という偉大な好奇
心が、君たちを毎回、さらに重要な科学的な発見をするように駆り立て
ている。霊性においても魂が充足感を得るためは、自己の疑問に答えを
見出す必要があり、因果関係を探求することで、表面的には隠れている
事実を発見できるのだ。

*それはにはどうすればいいのですか。どのようにして答えを得るのですか。

「魂の法則」は魂に刻まれているので、自分自身を掘り下げようと奮
闘すれば、表面的には隠れている霊的な真相が分かるだろう。
魂には、目の前の偽物から本物を見極められる何らかの力がある。そ
れは良心や感情のささやきであり、魂の進化が進むにつれて、益々明瞭
なものとなる。時々立ち止まってそれらに耳を傾ければ、多くの答えを
得られるだろう。
しかし自分の真実でもある霊的な真相を知っていくには、自分で努力
してそう決意しなければならない。だから、古いことわざでは「汝自身
を知れ、しかるに宇宙を知るであろう」と言うのだ。

*でもその方法では、両親に捨てられる小さな子どものように、魂を運
命に委ねて見捨ててしまうことになりませんか。

魂は見捨てられてはおらず、ガイド役の霊たちが常に助けてくれてい
る。自分で本当に解決できない問題がある時には、さり気なく答えを
示してくれている。
ただ、君たちには多くの怖れやタブーがあり、自分の先入観や思い込
みと折り合いがつかない回答を認めようとしないので、霊界にいる同胞
は、なかなか支援できずにいるのだ。

*それはどういうことなのですか。

例を挙げようか? 死に対する君たちの態度を見てごらん。今日では、
死は西洋社会ではタブーであり、魂が肉体を離れる度に、家族や愛する
者の間で、真の悲劇が繰り広げられる。どうしてだろうか?
自分のパラダイムを変えなければ説明がつかない、という理由だけで、
君たちが死後に魂が存命する証拠を見ようとしないからだ。別の次元に
渡った魂が、別れの挨拶をするためや愛する者を安心させるために何ら
かの形で現れる時、それが君たちの思考回路と相容れるものではないの
で、単にあり得ないと思い込んで、見たり感じることを信じようとしな
いのが常だ。そして頭では、ショック状態による幻覚に違いないと思い
込むのだ。
他方、宗教の影響もある。宗教は、実際の証拠や証言にはよらず、信
じ難い馬鹿げた教義に基づいて、死や死後の説明をしている。しかも彼
らが承認していない霊界とのコンタクトは全て、単なる想像、あるいは
過去の時代のように「悪魔のしわざ」だと断定し、あの世とのいかなる
交信も恐れさせるのだ。
また、機器で計測できるものしか信じず、この件を真剣に調査するこ
とを拒否した物質至上主義の科学の影響もある。物質至上主義の科学は、
末期患者や臨死体験をした病人を診て、思い切って死のベールを剥がし
て真相に近づこうとする、少数だか勇気ある研究者の仕事を、あらん限
り邪魔するのだ。
結果として、死の過渡期にいる人やその愛する者たちは、信じるに足
る説明も慰めになる希望も見出せずに、心情的に完全に見捨てられて
しまうのだ。

*では、霊界から助けてもらうにはどうしたらいいのでしょう。

とても簡単な事だ。ただそう頼めばいい。心からの願いをテレパシー
で霊界に送って、何が起こるかを待てばいい。ただ単純に、自分の状況
や必要なことを話して、助けを乞うのだ。
指導霊たちは、これらのメッセージを受け取って対処するためにいる。
心から誠実に、霊的進歩を達成したいという思いで頼むのであれ
ば、返答が得られるだろうかと疑う必要はない。
これが本当の祈りなのだ。神やイエスや聖母を崇め祭るお祈りを何回
となくくりかえすのが祈りではないし、それは君たちとっても霊界にと
っても全く意味をなさない。

*ガイド役の魂たちとはどう交信するのですか。僕は、言葉でもヴィジ
ョンでも他のいかなる方法でも、ただの一度も霊と交信した覚えがな
いのですが、霊界からの援助とはどういうものでしょうか。

君は、私と交信を始めるまでは、と言いたいのだろう。今では私も肉
体を持っていないからね。だがこれは通常の交信方法とは違うので、君
の言いたいことは理解できるよ。
受け取る支援が明確でないとしたら、それは君たちの自由意志に干渉
しないように、非常に精妙な方法で与えられるからだ。それに、魂が本
当に必要としていて、受け入れ態勢がある時にだけ、手助けされる。
ガイド役の魂は、良心のささやきを介して、頭の中で君たちに話しか
ける。他の魂たちも頭の中で話しかけ、悩み事の種類に応じて助言する。
よって、各人の良心の声の中には、指導霊や霊的な兄弟などの霊界か
らの声も一部に含まれていることになる。だが、無数の転生で培った叡
智を宿した自分自身の魂の声もそこに含まれているのだ。
いずれにせよ、この心の声は、問題を解決のための助言や援助とな
って、人生が辛かろうが幸せであろうがどのようであれ、そこ
から君たちが霊的進化のための最大の恩恵を引き出し、エゴを取り除く
プロセスや無条件の愛についての学習に役立つようにしてくれる。援助を受け
るには、それらが得られることを確信し、答えを見出す必要のある質問をして、
良心のささやきがもたらす返答に耳を貸さなければならない。

*これは、瞑想と関係しますか。

瞑想も有効だ。霊的観点から言えば、瞑想は、日常の問題から頭を解
放して内面の声が聞けるような冷静な状態に達することだ。それは、自
分の欠点を見つめて改善し、気持ちを大切にし始めるのに役に立つ。
瞑想は、自分自身を知るために自己分析をすることでもあり、いつエゴ
のままに行動し、いつ心に従って行動したかを認識できる。それが分
かるのであれば、どんな瞑想法を用いるかは、重要ではない。見栄えが
良かろうが悪かろうが、構わない。
人は往々にして、本質的なものではなく、表面的なものにこだわるが、
何をするかではなく、どういう意図でするのかが問題なのだ。
こんなことを言うのは、呼吸法で頭を空にして、何時間も蓮華座、結跏趺坐
の姿勢で座ったまま我慢していられる、大変器用で柔軟な人たちでも、
瞑想状態から離れるやいなや霊的な悪癖に戻ってしまい、
特定の技法を真似ているだけで自分をスピリチュアルだと思い込んでい
る人が多いからだ。それは瞑想ではなく、そのふりをしているだけなのだ。

*では、どうやって良心の声を聞くのですか。僕には大変難しいことに
思えます。一体どのように、良心の意思と頭の中の他の一般的な思考と
を見分けるのですか。全く簡単には思えませんが。

良心の声を明瞭に聞くには、しばらくの間頭の中のおしゃべりを止め
させ、その間日常的な心配事から頭を解き放とうとしなければならない。
一日に独りになれる静かな時間を設け、自分の欠点やその日の行動を内
省してみる。そして、心から願えば、必要な答えを見出す助けや、試練
にしっかりと立ち向かえる力が与えられる。
良心の声は、我々をおだてるものではなく、ひいきもせず嘘もつかず、
我々のエゴを不快にするようなことも言う。
霊的に交信できるチャンネルが開いている人もいるが、それは、この
受信方法を信頼して能力を改善しようとしたからだ。そういう人は、自
分で熟考して得た答えと指導霊たちから貰った答えとを見分けることが
でき、彼らと意識的に対話ができる。

*これが、霊界側が僕たちを助ける唯一の方法ですか。

いや、君たちは皆、睡眠中にもより直接的な援助を受けている。
身体が眠っている間、魂は物理次元をしばらく離れて霊的次元に行く
のだ。そしてそこでガイドや親しい者に出会って、日々の諸問題を解決
するために手を貸してもらい、頑張る気力を貰う。つまり、意識はして
いないが、夜の間に皆がアストラル体で旅をしているのだ。
大抵の人は、睡眠中の霊界との交流体験をはっきり覚えてはおらず、
大まかなイメージや記憶が夢として残るだけだ。夢には、覚醒状態では理解し
づらい事柄を明確にしてくれる霊的な援助が、暗号化されて含まれてい
るのだ。
だから、元気でいるには、充分に睡眠を取ることがとても大切だ。
良く眠れないと霊界と直接交信できなくなって、物質界の試練と向き合
うための助言や活力を受け取れないからだ。

*それでは、夢はアストラルトリップ(幽体離脱)の記憶なのですか。

いつもそうではない。大半が精神的な心配事だ。しかし中には、幽体
離脱の多少はっきりとした記憶もあるが、その多くが象徴的なものだ。

*それでは夢には解釈があるのですか。

夢が霊界からの援助であれば、意味がある。全ての夢に共通のシンボ
ルがあり、通常はシンボル自体に解釈の鍵が存在する。
雄牛は試練や物質的誘惑を表し、子どもたちは感情を意味する。
水は、感受性だ。清らかならば、感受性もそうだということだ。水が
濁っていれば、感受性にも何らかの陰りがあるのだ。利己的な意図を表
す場合もある。
家は、霊的な内面を表す。ドアからではなく窓から家に入るのは、正
直ではなく、何かを隠しているか操ろうとしていることだ。
徒歩や車で様々な困難がある道を進むことは、霊性の道程を表すこと
が多く、そこに出現する障害物が、これから遭遇する試練を意味する。
アイスクリームは自己満足を表している。
下に落ちることは情緒的な下落、落ち込みを意味する。
なのだ。

*でも、それぞれのシンボルの意味を知らなければどうしますか。

シンボルの解釈は習うことができる。
通常は夢自体の中に解釈の鍵があって、魂自身が、その夢が重要なの
かどうか、自分に関係があるのかないのかを感じ取る。
独りで解き明かせなければ、霊界が理解できるように必要なヒン
トをくれるだろう。だが初めに、自分を掘り下げたいと思う必要があり、
それから睡眠中に、それに役立つものを貰えるのだ。

*援助はなぜ直接的にではなく、暗号で与えられるのですか。

魂の自由意志を侵さず、魂自身に自己発展の努力をさせるためだ。
良い数学の教師であれば、生徒の実力をつけるには、
答えを直接見せてはならず、行き詰った時に適切で正確な説明をして、
生徒自身で問題を解くよう導くべきだと知っているものだ。
進化途上の魂にも同じことが言える。解答を直接あげてしまったら、
自力で霊的な試練を解決しようとしないので、進歩がない。怠慢になり、
指導霊が自分の問題を解決してくれるのを待つようになるだろう。
その人自身が決めなければならないことを教えてあげることも、自由
意志に関与することになるので、正当とは言えない。魂は自分で決断し
ないといけないのだ。だが、自力で乗り越えるために知っておくべき
なのに独りでは気づけない重要な細部もあるため、ヒントは与え
られる必要がある。
魂が、自己の問題を完全に自覚しており、独りで解決する能力がある
場合には、助けは不要なので与えられない。それは、裕福な人びとの地
域に食料を配りに行くようなもので、彼らは配給される食料は独自に入
手できるので、全くの無駄となってしまうからだ。

*どうして僕たちは、睡眠中に抜け出すことを自覚できないのでしょう。

自分の意志で肉体から離れることができて、幽体離脱の間に起こったことを完
全に自覚している人たちもいる。

*人間は皆、アストラルトリップができるものなのですか。

無意識だが、睡眠中の特定の段階では皆が旅をする。突発的に離脱に
成功して、そのことを自覚する者もいる。だが、意識的にできる人はほ
んの少数だ。
的確な訓練をして忍耐力を持てば、君たちの多くが、意識的にアスト
ラル体での旅を実現できるだろう。だが、大多数がそれを可能だとは
信じておらず、そのための練習もしないので、結局何も起こらないのだ。
進化した世界では、個人的な成長に役立てるために、子どもの時から
意識的にアストラル・トリップを教えるので、誰にでもできるものだ。

*アストラルトリップがし易いかどうかの能力は、何によって決まるのです
か。

各人の魂の能力や、霊的に進歩したいという意志、霊性に関する自覚、
生まれる前に選択したことなどによる。
身体から完全に離れる必要がなく、もっと直接的な方法で霊界と接触
できる天性の能力を生まれつき備えている人もいる。そういう人を通常、
霊媒と呼ぶ。

*それではあなたとって霊媒とは何かを、教えていただけますか。

霊媒とはチャンネルを意味する。
霊媒は、他の人と比べて、より直接かつ明瞭に霊界と交信できる人で、
一般人が普通の電話回線しか持っていないとするなら、インターネット
の高速回線ADSLを持っているようなものだ。
大半の人は、自分の周囲からは、五感が捉えられるものしか感じ取れ
ないので、物質界の向こう側に霊界が存在するということに、全く確信
が持てない。
だが霊媒は、あたかも強力なアンテナを持つかのように感度が高く、
一般人の普通のアンテナでは捉えられない様々な周波域で送信されてく
る放送でさえ、受信できるのだ。

*でも、霊媒が皆同じではないし、その霊媒能力も違うと思うのですが。
霊媒能力には様々な種類があるのでしょうか。

そうだ。その表現形態や霊界との主なコンタクトの種類で分類するこ
とが可能だ。
この分類形式を用いると、霊媒と種類は次のように様々だ
霊視霊媒は、霊体を見ることができる。
霊聴霊媒は彼らの話を聴くことができる。
自動書記は、筆記によってメッセージを受ける者のことで、自分が書
く内容を自覚している場合としていない場合がある。
直感霊媒は霊感を与えられて、直接頭の中で霊的メッセージを受け取
る者だ。
憑霊霊媒は、自分の身体や感覚の全体または一部を、肉体のない霊が
物質界で具現するために一時利用できるように貸したり受容する者で、
後で自分の身体のコントロールを取り戻す。
治療霊媒は、高次の霊から送られるエネルギーを通流させて、肉体を
持った魂の生命状態を改善しようとする。
過敏霊媒は、五感を使わずに、霊の存在やその状態またはメッセージ
などを感知できる。
予知霊媒は未来や過去の映像を捉えられる者だ。

*それでは霊媒者は、自分のガイド役とずっと簡単に交信できるので、
他の人よりも優遇されていますね。

生来の霊媒体質というものは、他者を ―肉体の有無に関わらず― 助け
るために使用されるべき道具のようなもので、それを利用してもっと速
く進化が遂げられるように、特定の場合に必要とされる魂に与えられる。
だが、一旦生まれ変わると大半の者が、能力のない人びとに理解され
ずにその力を持たない方が良かったと思ったり、個人的な利益に力を使
用しようとしてしまう。
交信できる範囲は、指導霊に限定されずに霊界全般となるが、この世
界も君たちの世界のように、皆が善人である訳ではないのだ。様々な進
化段階にいる霊がいて、霊媒のチャンネルは全てに開かれているので、
良い影響も悪い影響も受ける。霊媒がチャンネルをどのように使用した
いかによって、高次あるいは低次の霊の影響を呼び寄せる。

*それなら低級霊も、僕たちに影響できるのですか。

そう、低級霊もだ。肉体を持った者は全て、霊媒であろうとなかろう
と、霊魂からの影響や助言を受けるが、それには低級霊も含まれている。
だが高級霊の場合と同様に、彼らを甘んじて受けない限り関与されるこ
とはない。
低波長の存在は、自分が波動を下げた時にだけ同調してくる。魂の弱
点や欠点のスキをつかれて、つけ込まれるのだ。有害な感情や「愛の法
則」に反する行為などが、つけ込まれるきっかけとなる。

*でも低次の霊は、いつも嫌がらせをするために、たとえば霊媒などに
近づくのですか。

そうとは限らない。辛い環境から抜け出すための助けを求めて、近づ
くこともある。彼らは、何かの理由で物質生に強く執着を残してしまっ
た魂で、霊界から直接援助が提供されていることに気づけないのだ。
苦しむ彼らにとっては、霊媒は霧の中の灯台のようで、霊界の目的地
に向かって彼らを前進させるために必要な援助を与える仲介役となる。

*霊媒能力はこの世では余り評判はよくありません。

そうだね。君たちの進化レベルの世界ではよくあることだ。

*どうしてですか。

色々な理由がある。
一つには、隠れた私欲を満たすために低級霊を引き付けて霊界との交
信を利用しようとした者や、金儲けのためにいかさまをした者などが、
悪い手本となったからだ。
また、地上の権力者にとっては霊媒能力が発達してしまうと不都合だっ
たので、あらゆる手段で弾圧し、蔑んだのだ。霊界から直接与えられる
知識によって人類が覚醒してしまい、霊的な真相や人生の真の目的を自
覚して進化を阻む鎖から解放されようとしたら、権力者は、私益のため
に人類を騙し操り搾取し続けてきた全ての影響力を失う羽目になるから
だ。

*でも誰もが霊界との独自の繋がりを持っているのだとしたら、他者と
の媒体となる特別な繋がりを持つ人がいるのはなぜでしょう。

全ての人間の霊界とのチャンネルが開いていたとしたら、他者のため
の媒体になろうとして、魂が転生する意味も余りないだろう。
だがこの世の多くの者は、意志力が足りないためか、疑念や怖れのせ
いか、自分の繋がりを作動させるのが非常に難しく、必要とする援助を
受けられないでいるのだ。そこで霊界は、肉体に宿った魂に進化上必要
なメッセージを伝えるという明確な使命を担って生まれて来た特定の魂
を、代弁者として利用する。
はっきりさせておきたいのは、霊界と人間世界との交信は、常に存在
し続けるということだ。どのようにどんな形でそれが行われるのかには
関わらず、転生した魂は、霊的な援助を受けて進歩する必要があるからだ。

*でも霊界には、助けてくれようとする善意ある霊魂だけでなく、進歩
させまいと画策する低級霊もいて、彼らも僕らと交信できるのですよね。
相手がどちら側の者で、どういう意図があるのかは、どうやって見分
けるのですか。

メッセージの質を吟味することが、相手の能力を把握する一番良い方
法だ。
心に届いて愛を育むのに役立つ善いメッセージなら、善良な霊からの
ものに疑いはない。
メッセージによってエゴの感情が引き起こされるのなら、相手がイエ
スや聖母や聖テレサなど、どんなに偉大な名を語ったとしても、それは
善い意図など持たない詐欺師だと考えて間違いない。
イエスが言ったように「実を見て木を知るのだ。健全な木に腐った実
はならないし、腐った木も良い実をならせることはできない」。

*どの霊と交信するかは何で決まるのですか。

霊との交信は、インターネット上の人と通信することに良く似ている
が、それはどちらの場合も、話し相手を見ることができないからだ。両
方とも遠くの場所の人たちと連絡を取れるが、その人たちを知らないの
で、善意の人もいるだろうし、我々を騙そうとする悪意ある人もいるだ
ろう。
我々の興味の対象により、連絡する人のタイプが変わる。特定のテー
マに関心があれば、その話題のチャットや掲示板を求めて、同じ趣味の
人たちと交信するだろう。
たとえば、他者を支援する非営利団体に加入したいと思っている人は、
そのテーマのサイトや掲示板を探すだろう。これは、善意のない者が興
味を持つ話題ではないので、このような掲示板で悪意のある者に出くわ
すことは余りない。
だが、た易く金持ちになれると触れ込んだり、写真で恋人選びをする
ようなところであれば、何もいいものは得られないと確信すべきだ。
それと同じように、霊媒であろうとなかろうと、各人の思考や行為の
近似性によって、どういうレベルの霊魂の影響を招くのかが決まる。
つまり、賭け事やくじにはまっている人は、死後も依存性が抜けない
賭博狂の霊の影響を引き付け、これらの霊が自分たちの期待を満たすた
めに当事者の悪癖を増長することになる。
その反対に他者を助けたいと思う人は、善意ある霊魂の影響を受けて、
目的を果たすように支援してもらえるのだ。
したがって、高次で善意ある霊魂と通信するには、自他の魂の改善に
その交信を役立てたい、という誠実な思いを持つことが一番確実なのだ。
気高い思いや考えになると、チャネラーとその周りには高い波動が生
じるので、善意を持たない低波長の霊は近寄れなくなるためだ。

*でも、霊媒であろうとなかろうと、有害な霊の影響を被ってしまって、
更生したいと思っても、彼らのせいで正しい方向に戻れなくなることは
ないでしょうか。

そんなことはない。どの道を選ぶかは自分次第だ。
確かに、いじめる対象を失いたくないがために影響を及ぼし続けよう
とする、昔の悪い仲間と手を切るのは難しいだろうが、各人の「自由意
志の法則」は侵害できないので、彼らは、本人の意志以上の影響を及ぼ
すことができない。
しかも話した通りに、我々には一人ひとりには、魂を指導し守護してくれる、
高度に進化した個人的な指導霊がついているのだ。
宗教では「守護天使」と呼ばれる者だ。
この存在は、多くの低級霊を束ねたよりも強い力を持ち、正しい道へ
と我々を導くために、常に我々の傍にいる。その気になれば、絶えず邪
魔しようとしている低級霊たちなど、簡単に追い払ってしまえるだろう。
だが多くの場合、人はこの援助を欲しがらず、本人の自由意志が尊重
されているので、「守護天使」は自分の生徒がつき合いたい仲間と一緒に
いることを容認し、生徒が再び意見を聞きたくなる時まで待機する。
また、それほど高次ではなくとも、手助けしようと見守ってくれる別
の存在もいる。彼らは、愛する仲間や亡くなった家族や友人、または見知らぬ
人の場合もあるが、必要な者を助けようとする善意の霊たちなの
だ。
しかし、くりかえすが、本人が彼らの声や援助を受け付けないのであ
れば、時が熟すのを待つしかないのだ。

*ではどうしたらこのようなネガティブな霊の影響を振り払えるでしょうか。

君たちの態度でだ。「愛の法則」に従って感じ、考え、行動しながら
生きるようになればなるほど、高次の霊の影響を引き付けるようになる
ので、低級霊は君たちに嫌がらせをする機会を与えられなくなるのだ。
<引用終り>____________
■編集後記
読者様が、どうか、日常的に、常世に
高次霊の影響を引き付けられ、
あなたの霊の進歩がありますように。

では、また。

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