こんにちは、\イッカク です。/
今回は、アトラス・エッセイの8回目。
第8回:では、どう運用するのか
― 成列という扱い方 ―
人は、選んでいる。
そして、
何かを優先している。
では。
この状態を、どう扱えばいいのだろうか。
ズレは消えない。
葛藤もなくならない。
それでも、進んでいくしかない。
ここで、多くの場合、
一つの考え方に戻ってしまう。
整えようとする。
正しいものを一つ決めて、
それに揃えようとする。
けれど、それをすると。
必ず、どこかが残る。
抑え込まれたもの。
切り捨てられたもの。
そしてそれは、
別の形でまた現れてくる。
だから、もう一つの扱い方がある。
整えるのではなく、
並べる。
消すのではなく、
配置する。
休みたい。
やらなければならない。
怖い。
それでも進みたい。
それらを、どれか一つに決めるのではなく、
そのまま置いてみる。
同時に存在させる。
すると、すぐに整うわけではない。
むしろ、最初は余計に揺れる。
けれど。
その状態のまま見ていると、
少しずつ変化が起きる。
強いもの。
弱いもの。
すぐに消えるもの。
残り続けるもの。
それぞれの性質が、見えてくる。
そして。
どれを前に出すのかが、
少しずつ選べるようになる。
無理に決めるのではない。
配置の中で、
自然に浮かび上がってくる。
これが、成列という状態なのかもしれない。
完全に揃うことはない。
それでも、崩れているわけでもない。
複数のものが同時に存在しながら、
一つの現実として立ち上がっている。
その状態を、
そのまま扱う。
それが、運用なのかもしれない。
(第8回 了/続く)

