【魂の法則:ヴィセント・ギリェム】「07.霊的世界」より

「IS-BE」

こんにちは、\イッカク です。/

前回より、引き続き
深遠なるヴィセント・ギリェム氏による
「魂の法則」のコンテンツについて
以下、情報を置いときます。

■07.霊的世界 魂の法則 ヴィセント・ギリェム より

<以下は、私が気に入った部分の文字起こしです>
【】内は追加情報や私のコメントです。
<引用開始>____________
霊的世界
【聖書を紐解きながら読まれると
もっと、理解が深まります!】

*最初に、魂の命は生まれた時に
始まるのではないと言われましたよね。

【*印は、ヴィセント・ギリェムさんが
イザヤに質問してる内容です】

その通り。

*生まれる以前には何があるのですか。

死んだ後と同じ、「生」だ。
物質界に縛られない生の期間と、
赤ん坊に転生して物質界に
戻ってくる期間とを、
交互にくりかえしている。

*それでは、誕生をもって「生」が
始まるのではないのですね。

それはちがう。

*僕たちは皆、今生の前にも別の
「生」を生きたのでしょうか。

そういうことだ。

*それでは、生まれる前は
どこにいることになるのですか。

霊界だよ。

*そして、
死んだ後はどうなるのですか。

魂は肉体を離れて、
元いた霊的世界へ帰る。
つまり、物質に縛られる
ことなく生き続けるのだ。
別の表現で要約すれば、
霊界から来た魂は、
生まれたばかりの赤ん坊
として転生して物質界と繋がり、
肉体の死を迎えるまで物理的に生きる
期間を過ごす。
死の瞬間に肉体との絆は切れて、
霊界に戻る。
人がどこから来てどこに行くのか
についての秘義は、
「天に昇った者はいないが、
天から降りてきた者はいる」
という簡単だが非常に奥深い
くだりによってイエスが公言していた。
これは、
ヨハネの福音書三章十三節
(3, 13)に記載されているが、
今までその意味が完全には理解され
ることはなかった。

*でも、どういう状態でその霊界に
戻るのでしょうか。つまり、
目覚めた状態なのですか?
自分たちに起きた事を
自覚しているのでしょうか、
それとも複数の宗教で
信じられているように
「最後の時」のような事態に
なるまで昏睡状態でいるのでしょうか。

昏睡状態どころか、
転生している時より
霊界にいる時の方が、
現実をずっと良く自覚しているのだ。
肉体を離脱することで、魂が
意識を失ったり、寝ぼけたままの
状態になるのだと
考えてはいけない。
各魂の
進化程度と死の状況によって
期間が異なる、
一種の混乱期を経るとは言え、
魂は霊界で真の生を見出し、
色々な事を自覚するのだ。
その中には、何が転生の目的で
あったのか、
ということも含まれる。
霊界は君たちの世界以上に
実体のあるところなので、
もちろん、他の存在と一緒に
関わる業務もある。
実際のところ、君たちの
世界というものは、霊界の実像が
歪められて投影されたものに
過ぎないのだ。

*でも、正確にはどこに行くのですか。

普通はどの魂も肉体を捨てると、
各自の進歩状況に応じた次元の霊界
に行くことになる。
そしてそれは、生存中にどれだけ
「愛の法則」に見合う行為を
したかで決まる。
魂の最終目的地は、
いつも霊界の故郷に戻ることだ。
しかし、他の生き物を
酷く苦しめる行為をした
犯罪者の魂などは、その行いが
足かせとなって、
下層アストラル界の低い
波動レベルに囚われ
てしまうのだ。

【まるで、エアルの言う
強い電気ショックで、幽界の
レベルに閉じ込められている
私達のようにも思えてくる・・・】

それとは全く逆に、
我欲の大部分に
打ち克つことができ、
愛情に満ちた行動をした魂は、
上層アストラル界の
一番高い波動領域まで昇って
いけるのだ。
この二つの極端な例の間には、
無数の中間層が存在しているのだが、
どこに行くのかは、
それぞれの魂の霊性レベルと、
どれだけ「愛の法則」に沿った
行いをしたかによる。

*話が分からなくなってきたので、
少し待って下さい。「波動レベル」
が何を意味するのか
説明していただけますか。
それが、進化の状態とど
う関係があるのですか。

波動レベルは、
魂の進化状態がエネルギー次元に
反映されることだ。
愛がアストラル次元、
つまりエネルギー次元で
顕れると、波長が高いと言える。
したがって高振動の波動は、
愛の能力が高く、
エゴを脱却できた進化した魂の
エネルギー体のものだ。
低周波の波動は、
まだ我欲で行動している進歩の
みられない魂につきものだ。
この両者の間に、
中間的な進化段階にいる
魂たちが存在していて、
波動レベルも中ほどなのだ。
どの魂も肉体を離れた後は、
それぞれの進化レベルに応じて、
自己の波動レベルに相当する
次元に移行するのだ。

*全く理解できません。
霊界や、波動レベルや、
エネルギー次元や、
下層・上層アストラル界に
ついてのお話ですが、
僕には定義が曖昧すぎて、
正確には何を意味するのかも、
何を言わんとするのかも
分かりません。
霊界というものが
どういうところで、
そのようなエネルギーの
波動レベルがどこに位置するのか、
また、アストラル下層とか
上層とかが何を意味するのか
教えて下さいますか。

肉体に制限されて全体を
捉えられない者に、
霊的世界を詳細に描写するのは
とても難しい。
それは、生まれつき眼が
見えない者に、色とは
どういうものかを説明する
ようなものだ。
だが、霊界については
幾つかの点を、
特に宗教上の観念や信念が
実際とは異なる歪んだ概念を
与えてしまった領域を、
できる限り明らかに
してみよう。
先ず最初に、霊界というものは、
霊魂がどこに行ったらいいのかも
分からずにさまよい続ける
形のない薄ぼけた空っぽな世界
ではない、と言っておこう。
霊界は実体があり、
魂の本当の故郷で、
常に存在し今後も存在し続ける
触知可能な世界であり、
始まりと終わりのある物質界と
違って、破壊されることがない。

*そんなに実体のあるものなら、
どうして見ることが
できないのですか。

君たちに見えないからといって、
存在しないことにはならない。
肉体を持っている時に
君たちが知覚できるのは、
物理的感覚で捉えられる
ことに限定されてしまう。
たとえば、君たちは光を、
様々な周波数で振動する
波動として定義している。
だが、君たちが見ることのできる
光の範囲は虹の七色に限定され、
下限の赤色から上限は紫色までの
周波数に限られる。
しかし見ることはできないが、
機器を使えば君たちにも察知可能な、
この周波帯以下、あるいは
以上の光も、同じように存在している。
紫色の周波数の上には、
紫外線やX線やガンマ線がある。
赤色の周波数の下には、
赤外線やマイクロ波や
ラジオやテレビの波長がある。
霊的世界を知覚する場合も
似たようなことが起こる。
光の波長分析に従えば、
霊界は君たちが
知覚できない周波域内に
存在していて、この領域の
中にも高低まちまちの
波長があると言える。

*でも存在するのなら、
何かによって構成されている
筈ですが。僕たちの世界の物質は、
色々な度合いや形状にまとまった
様々な種類の原子から
成り立っていて、
それらの原子の組み合わせで
物質が生まれ、それによって
特定の物理的な性質を持った
世界が造られていますよね。
霊界の場合には、
全ての基となるような
素材があるのでしょうか。

あるよ。「生命の本質」とか
「魂の素」とか呼んで構わない。

*どんな性質をしているのですか。

それを説明するのは複雑だが、
理解できるようなヒントをあげよう。
アルベルト・アインシュタインの
研究とその後の量子物理学の
進展により、
物質とはエネルギーが
凝縮された形態に過ぎず、
原子よりも小さな粒子に
分解でき、
分解によって、
物質の一部が光に変化することが
分かった。
したがい、光と物質が、
別々の事物に見えるほど
大きく異なる性質を持つとは言え、
両者の違いは
本質的なものではなく、
構造と凝縮度合いの
違いによるのだ。

【そういえば、、政木博士のところに
大黒様の出現がありましたが、
この像は、なんと「空気」で出来ている
と聞きました。
https://youtu.be/4lfZkYWucqw?t=315

写真の説明はありません。

以上の写真は、実際に出現された、
大黒様の像です。】

理解し難いなら、
水に起こることを
イメージするといい。
水は構成要素が変わらない
にも関わらず、微粒子の動き具合や
その振動状態の違いによって、
固体(氷)、液体、気体(水蒸気)
と、それぞれの状態で大変異なる
性質を見せるだろう。
微粒子は氷において最も静止
しているが、液体の水では
それほどではなく、
水蒸気ではさらに
活性化している。
この例をモデルにすると、
物質世界というのは、
「生命の本質」が最も
凝縮された形態であって、
物理学が見出そうとする
諸法則に従った一連の性質は
物質世界で
顕れるのだと言えるのだ。
しかし純粋に霊的な世界と
物質界との間には、
濃度の中間的な階層が
存在している。
一番希薄なものから
最も濃密なものへと、
順に、霊界・メンタル界・
アストラル(エネルギー)界
・物質(物理)界に
まとめられ、その各々に
特性があり、
独自の法則がある。
これらの世界はお互いに
孤立しているのではなく、
完璧な相互関係があるので、
濃縮された形態の世界が
精妙な形態の世界と
無関係に存在することはない。

*それなら、
「アストラル界」と「霊界」の
定義には違いがあるのですか。
時々、両者を同義語として
使われているように
思えるのですが。

違いはあるよ。
霊界というのは、
全てが生まれ出る
次元であり破壊される
ことはないが、
アストラル界は、
霊界がエネルギー次元に
具現化したものだ。
つまり、物質界ほどでは
ないにしろ、
ここでの「生命の本質」は
もうかなり濃縮された
形である。
アストラル界は変容し、
定期的な再生と衰退の
過程がある。
確かに私は「霊界」という
言葉を、君たちの世界を
指す「物質界」の対比語として、
君たちには捉え難い
三つの精妙な世界
(霊界・メンタル界・アストラル界)
をまとめて指すために
使用することがある。
どの用語を使用するかは、
文脈やどの面を
どう強調したいかによる。
私は普通、「霊界」という
言葉をより広い意味で
使用するが、「アストラル界」は、
物質界に近い見えない
世界のことなので、
より具体的な用語だ。

*少しはイメージできましたが、
アストラル界と言う時は、
具体的には
何を指しているのですか。

どの惑星もエネルギー的に
対応するアストラル球体と
繋がっている。
これは物理的な惑星の上に
覆い被さっていて、
大きさはずっと広いものの
ずっと繊細な性質をしている。
物理的な惑星がコーヒーの
豆粒ほどの大きさだとしたら、
アストラル的惑星の大きさは
サッカーボールに相当する。
だがエネルギーの性質上、
コーヒー豆はサッカーボールの
中心となる。
物理的な惑星は、
アストラル的惑星から
エネルギーを貰うことで
その構造と機能を維持
しているので、アストラル球体を
なくしては存在できない。
このアストラル界には
様々なレベル、つまり
密度の異なる色々な波動層が
あるが、物理的な惑星の表面に
近い層が最も濃密で、
繊細になればなるほど
表面からは遠ざかる。
それぞれの層には、
独自の地質的な構造と
自然がある。
より精妙な層の自然の方が、
粗雑な層のものよりも
美しく完全だという
差はあるが、
どれも谷や山や河があり、
動植物もいる。
物質界の自然は、アストラルの
自然が不完全に投影された
ものだと言えるし、
物質界に存在するものは全て、
それ以前に
アストラル界で実験済みなのだ。

*アストラル的惑星には、
生命が存在するのですか?

アストラル球体または惑星は、
生命に溢れ、地球と繋がりのある
霊魂や転生していない様々な
命の故郷なのだ。
君たちの物質界で生まれる
大多数の者の源点であり、
死ぬ者たちの目的地だ。
先ほど、魂は肉体を離れると
霊界に戻ると言ったが、
通常は、自分の霊性に応じた
エネルギーレベルに見合う、
アストラル惑星内の
波動レベルのどれかに
移行するのだ。
今、私たちは
その中の一つにいる。
君が今、自分の周りで見ている
自然は、この波動レベルに
特有なものだ。

*アストラル界に霊魂が
住んでいて、それらが地球に
生まれ変わるのですね。
その世界と住人についてや、
死後にアストラル界のどのレベルに
行くかが何によって
決まるのかについて、
もっと知りたいのですが。そうだ!
それに、アストラル界の上層とか
下層とかが、何を意味するのか
まだ教えて下さっていないので、
早くそれを説明いただけませんか。

よし! すでに言った通り、
アストラル界の波動帯の各々には
霊魂が住んでいるので、
彼らもまた天然の素材で
独自の文明を創ったのだ。
魂が進化していくと、
つまり、エゴを解き放って
愛情深くなるにつれ、
愛に基づいた行為が
自己の波動を高め、
それによって、新しい
進化レベルに見合った
振動領域へと上昇していく
ことができる。
この波動対応という
法則によって、
精妙な性質の進化した魂ほど、
地上表面から離れたさらに
繊細な波動領域に住むこと
となり、一方、段階的により
濃密な層へと降りるにつれて、
だんだんと、進歩が少なく
性質の重い魂が住む共同体に
行くことになる。
結果として、精妙な層の方が
重たい層よりも、道徳面でも
技術面でも進んでおり、
文明もより完全なものなのだ。
独断的な区分に過ぎないが、
これらの異なる波動レベルを、
振動が高まり密度が
薄くなっていく順番に、
アストラル下層・中層・上層に
分類することができる。
アストラル上層の霊魂たちは、
魂の目的が何であるかを
完全に自覚しており、
意識的な進化の段階にいる。
彼らは、自己の意志と
努力の全てを霊的な進歩に
向けており、多くの場合に
気づいてもらえなくても、
進化の劣る他の魂の進歩を
手助けすることに注力する。
彼らは、基本的に
このことに時間を
費やしているのだ。
下層アストラルには、
霊性進化の乏しい
霊魂がいるが、
彼らは、まだ
若い魂だったり、
進化の初期段階にいる者や、
何度も転生して知的発達は
遂げているものの感情を
育めなかった者などだ。
中層アストラルには、
中間的な進歩段階の
霊魂がいる。
地上に転生している魂の
大半は、肉体を捨てた後に
ここに行くことになるのだ。
もっともそこに
行き着くまでに、
生存中の「愛の法則」への
違反行為によって、
多くの者が一時的に
下層アストラルに
勾留されて、
そこである程度
の期間を過ごす必要が
あるかもしれない。

*お話を聞く限りでは、
アストラル下層界は地獄、
上層界は天国、そして、
中間層は煉獄に
匹敵するのではないですか。

地獄、煉獄、天国などの
概念こそ、私が話している
霊的な実相が大いに歪められた
イメージであり、
実体と似ている点はほとんどない。
実際のところ、
アストラル上層に達することが
できた魂は全て、
昔は下層界にいたことがあり、
中間層を通ってきたのだ。
そして彼らが、上層に
到達できたのは、自分自身の
努力で、愛における
霊的成長を遂げて
波動レベルを高め、
現在の領域に住むに
値するようになったからだ。
そして下層アストラルの
全ての霊魂も、
充分成長できれば霊性進化の
計画通り、
いつかはアストラル上層域に
住めることになるのだ。
したがい、牢獄の役目を
するように創られた
場所など存在しないし、
下層界にいることで経験し
得る苦しみも、
永遠には続かない。

*でもあなたが言う通りなら、
「悪者」はアストラル下層部に
行くことになり、その場所で
苦しむのではないですか。

そうではあるが、アストラル下層の
全ての住人が「悪者」とは限らないし、
「苦しむ」訳でもない。
また、「悪者」という定義も
不完全なものだ。
知力のみにおいては進歩したが
愛に関してはほとんど成長していない、
怠惰な魂、と呼んだ方が良かろう。
先ほど話したが、
霊的進化の初期段階にいる
原初的な霊魂も、自由意志を
持った個別の存在として、
アストラル下部に
住んでいるのだ。
このような未熟な霊魂は、
似た波動同士で集まり、
同じ層に住んではいても
怠惰な魂とは交流がなく、
それぞれが別々に離れた
地域に住んでいる。
原初的な霊魂にとっては、
そこが自己のレベルに
ふさわしい環境なので、
アストラル下層にいることを
不幸だとは感じていない。
苦しむのは、
怠惰な魂の方だ。
なぜなら、
愛を与えなかったとは言え、
原初的な霊魂よりも
敏感に感じ取れるので、
愛の欠如に気づくと
辛いのだ。
彼ら自身と同じように
自我の強い者を仲間として
暮らすのが、辛いのだ。
より良い生を垣間見ており、
自由意志を誤用し
他者を傷つけたせいで
自分が惨めな状態に
置かれていることを
知っているので、
苦悩するのだ。

*あなたが言うことを
想像するのは難しいです。

アストラル下層界にいる
原初的な魂と怠惰な魂との
感じ方の違いが分かるように、
君の世界での例を挙げてみよう。
密林に置き去りにされた猿人と
西洋人との違いを想像してごらん。
猿人はジャングルの中に
溶け込んで
完全に幸せに暮らせるのに、
文化的生活の利便性に
慣れた西洋人にとっては、
密林の中で生きるのは拷問の
ように酷く辛いことだろう。

*そんなに酷い場所なら、
どうして下層アストラルが
存在するのですか。

それは宇宙には、
最も原始的なものから
最も進化したものに至るまで、
全ての存在にふさわしい場所が
あるからで、
君たちと同レベルの惑星では、
感情の学習の
初歩段階にいる者の故郷が、
アストラル下層だからだ。
また下層界は、
「愛の法則」に反した行いをした
魂に特別に設けられた
場所でもない。
それが酷いものなのは、
入植者が環境を尊重
しなければ天然の土地も
ゴミ捨て場と化してしまうように、
そこにいる者自身の
低い霊性から放たれる波動が、
息詰まるような
居住環境を生み出したからなのだ。

*アストラル下層の霊魂に
ついての話なので興味があるのですが、
悪魔やサタンは存在するのですか。

常に悪に従事する霊魂などいないし、
サタンにつきものとされる
全能な破壊力を持つ者など、
なおさらだ。
アストラル下部に住む霊魂は、
感情面でほとんど
進歩していない魂だ。
それはもう話したように、
彼らが幼い魂だったり、
またはある程度古い
魂であっても、
感情を余り成長させることが
できなかったからだ。
アストラル下層にとても
知的な魂がいたとしても、
その知能を他の魂
に害を与えることに使用して、
まだ感情を発達させて
いないのであれば、
賢いとは言えない。
なぜなら、叡智というのは
感情を知ることで生まれる
ものだからだ。
そして、我欲にまみれて
幸せを知らない
彼らは不幸なのだ。
我欲を克服して愛を知った
他の魂が、叡智と至福に
到達したのを直感し、
自分にそれらがないのを
嫉妬して、肉体に宿った
同胞の霊的進歩を
力の限り妨害し、
愛から溢れ出る至福を
他者にも味わわせまいとする。
スペインのことわざにも
あるように
「大勢の人の不幸は
愚か者の慰め
(他人の不幸は密の味)」
となるのだ。
そのため、組織的に肉体を
脱いだ者の成長を妨げて、
後継者を得ようとする。
だが、肉体を持つ者に
及ぼせる力は、
肉体を持つ者が影響を
甘受しない限り、
かなり制限される。
しかも、彼らの存在できる
領域は、低い周波帯に
限定されている。
高い域に達するには
愛さねばならないのだが、
それを拒否して、
自分自身で低レベルに
滞留するのだ。
そして
「全員がリーダーになりたい」
という欲を持っているため、
常に縄張り争いに
悩まされている。
しかしこれらの魂は
大変不幸なので、
遅かれ早かれ、
「悪者」でいるのが
嫌になって、
この状況から
抜け出ようとする。
すると、このような
居心地の悪い領域に
隣接した地帯に
救助所を設けている、
より高い領域の魂たちに
救出されるのだ。

*幽体(アストラル体)離脱に
ついての話の時に、
肉体に宿った魂は、
ひと度肉体から解放されると、
ほとんど一瞬にして
思考が赴く場所に移動できる、
と言われましたよね。

そうだ。だが、
自分自身の振動レベルと
同調できる範囲内でだ。

*肉体から離れた魂は、
アストラル界の異なる領域を
自由に行き来する
ことも可能ですか。

高次元の魂ほど自由に
動き回ることができ、
君たちが沼地を歩く時の
ような不快感はあるものの、
下のレベルに
降りることができる。
下層の魂は
自己の波動レベルを
高めない限り、
自分より上のレベルに
行くことができない。
霊的に進化した時にのみ、
そうできるようになるのだ。
それゆえ、違うレベル間での
魂の交流は、常に、
より進歩した者が低い域に
降りることで成り立つ。
アストラル下層の濃密な
地域では「アストラル物質」の
振動数が大変低く、
物資界に酷似しているので、
ここに住む魂は、
肉体を持った人間のように
制約された暮らしをしており、
周辺を移動するのが困難なのだ。
だが、アストラル上層の魂は、
自由に移動できる。
もっとも、アストラル下層に
顕現して
そこの住人に
認知されるためには、
波動調整をしなくてはならず、
これは、
君たちが煙に充満する部屋の
空気を吸わなくてはならない
時のように
苦痛を伴うものとなる。

*どうしてレベル間の区分があるのですか。

アストラル界の性質上、
元来区分けはされていて、
それによって進歩の乏しい魂が
愛が司る高い周波領域に介入して、
そこの住人に害を及ぼすことを
阻止しているのだ。

*でも、これらの波動領域には
何らかの接点があるのでしょうか、
それともお互いに完全に
分離しているのでしょうか。
これらの区分けは
急激なものではなく
緩やかなものだ。
大気の濃度が
地表を離れるにつれて
薄くなっていくのと
同じように、
「アストラル物質」の密度も
そうなるのだ。
アストラル界の様々な共同体は、
前に述べたような制限があるものの、
お互いに交流し、
魂も行き来している。
つまり、進歩した者が自由に、
自己と同等、またはそれ以下の
レベルの間を移動できる一方で、
余り進歩していない者は、
霊的に進化して波動レベルを
高めることによってのみ、
上方のレベルに達する
ことが可能だ。
中間層の共同体は、さらに
高度な霊的な法則に従っ
きるように、上層共同体から
手助けされて、
霊的・技術的なアドバイス
を受けている。
またその傍ら、
中間層の共同体からは、
下層界の波動領域を
抜け出す準備が整った
魂たちの救助隊が出動する。
準備が整った魂は、
自身が犯した罪を自覚して、
後悔して改善したいと思い、
その状況から
抜け出せるように
心から援助を要請した
という訳だ。

*救助の任務とは具体的に
どういうものですか。

イメージが
掴めるように言えば、
進歩した魂の共同体は
一種の霊的な
NGOのように活動し、
困窮状態に苦しむ魂を
支援したり救出するために
下層に降りる。
戦闘員の待ち伏せによる
爆撃で負傷した市民や、
戦争や飢餓や自然災害などで
荒廃してしまった地域から
逃れて来た避難民を
救出することに似ている。
このために、
アストラル下層と中間層との
境界域に、病院・避難所・
学校などを造って、
低い波動帯から
救出されたばかりの
魂の面倒を見て、
再教育をする。
救出された魂は
これらの場所に、
自己のリハビリに必要
とされる期間だけ
留まるのだ。
そしてひと度回復すると、
その多くの者が、
下層の苦しむ魂の世話や
救出という、
自らも恩恵を受けたのと
同じ仕事に就いて活躍する。
それによって
彼らは自分が役に立つのだ
と感じ、少し幸せな
気持ちになれるのだ。
なぜならそれは、
自分がしてもらった
ことへの恩返しともなるし、
身をもって体験したばかり
なので同胞の苦しみが
完璧に理解できて、
心から助けてあげたい
と願っているからだ。
他者に対する愛の行為は
波動を高めるので、
こうして自分自身をも
助けることとなるのだ。
そして、適切な振動レベルを
取り戻した後に
希望するのであれば、
魂の故郷に
戻ることができるのだ。
<引用終り>____________
■編集後記
今回もご視聴なさってありがとうございます。
長々とありましたが、ここは
非常に重要な、心と物質と万物の
根源的な成り立ちに関することでも
あり、昔から偉人たちが求めても
解らなかった「叡智」が
ここで、具体的に
説明されています。
つまり「自分自身を知れ」
そのことで、すべてが分かってしまう
という事です。

あなたは、この記事を
お読みになって、
あなたは、少しでも
あなたのタマシイの役割目的を
悟ることに繋がるものと

確信します。
何回もお聴きすることを
おすすめいたします。

では、また。

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