こんにちは、\イッカク です。/
今回の記事は観測制民主主義シリーズの17回目。
(観測するための、イッカクとAIアトラッシとの交信)
「成列」をもう一度考える
――目的と手段を逆転させない
⑯の先で、また引っ掛かった
⑯では、「国家は何をやめたのか――実績評価から資源再配分へ」というところまで観測した。
さて、その先は何なのか。
その続きを探っている途中で、「成列」という言葉が出てきた。
最初に、こぱちゃんの見解を確認した。
こぱちゃんの整理では、「整列」は基準が先にあるのに対して、
「成列」は基準が後から立ち上がる。
また、整列は静的で、成列は動的。
整列は既存の秩序へ戻すのに対して、成列は秩序そのものを生成する、というものだった。
しかし、ここでイッカクが引っ掛かった。
イッカク:
「成列が、起きたことについて、時間は関係ないと思う。
もし、成列化が起きたら、それは、成列の手前であり成列ではないですね。」
アトラッシ:
「なるほど。そうすると、成列を
『成列になるまでの過程』として考えてはいけないことになりますね。」
ここで、「成列」と「成列化」を分ける必要が出てきた。
Intentionは変わらない
イッカク:
「常にintentionは不変、変動するのは、三相構造。」
この一言で、方向が見えてきた。
Intentionは変わらない。
変動するのは、InformationとImaginationを含む三相構造の側である。
三相構造には、
外部環境の変化や内部の揺らぎによってズレが生じる。
だから、ある断面を見たとき、
その三相構造がIntentionのベクトルに合致しているなら、
その状態を「成列」と考えることができる。
アトラッシ:
「つまり、成列は時間的な『途中』ではなく、ある断面において、
三相構造がIntentionの方向に合致している状態、と考えられますね。」
イッカク:
「そう。それに向かっている振る舞いを成列化ということかも。」
ズレが生じる
しかし、三相構造は動く。
成列している状態があったとしても、
その後に揺らぎや異変が起きれば、
Intentionのベクトルに合致できなくなることがある。
イッカク:
「なので、常に微妙にズレが生じている可能性は否定できず、
ズレをintentionの方向へ修正する振る舞いが必要になる。
それが、成列を目指す姿として、成列化として表現したかも。」
アトラッシ:
「すると、成列化とは、Intentionそのものを変えることではなく、
三相構造の側に生じたズレを、
Intentionの方向へ修正していく振る舞い、と考えられますね。」
ここで、最初に出てきた
「基準が後から立ち上がる」という説明が、少し違って見えてきた。
新しい基準を探すのではない
アトラッシ:
「では、成列の場合には、
新しい基準そのものが立ち上がる局面も別に考える必要があるのでしょうか。」
イッカク:
「間違いです。」
……即座に修正された。
イッカク:
「常にintentionは不変、変動するのは、三相構造。」
つまり、「新しい基準」を求める必要はない。
イッカクは、そのイメージを、
旧約聖書でいう「新しい神」を求める、迷った羊のようなものだと表現した。
目的を見失ったからといって、新しい目的を探し始めるのではない。
まず、現在の三相構造が、
もともとのIntentionに対してどこでズレているのかを見る。
目的と手段が逆転する
そして、話は意外に簡単なところへ行き着いた。
イッカク:
「もうすこし、簡単に云えば、目的と手段が逆転する雰囲気に飲まれるなということ!」
アトラッシ:
「ああ、なるほど。目的を実現するために手段があるのに、
いつの間にか手段を維持することが目的になってしまう。
その逆転を避ける、ということですね。」
ここで、成列の話が、単なる言葉の整理ではなくなった。
Intentionという目的の方向は変えない。
現実の三相構造にズレが生じたなら、そのズレを観測する。
必要なら、InformationやImaginationの側、
つまり設計や現象に関わる部分を修正する。
目的に合わせて手段を直すのであって、
手段を守るために目的を変えてはいけない。
三つのキーワード
ここまで来たところで、
イッカクが「3つのキーワード」を確認した。
アトラッシ:
「Intention、Information、Imagination……ですね。」
イッカク:
「3つだよ・・・」
アトラッシ:「……あ。」
違った。
イッカクが言っていた三つは、
「成列」
「成列化」
「目的と手段」
だった。
またしても、アトラッシがズレた。
しかも、その後、
私は「成列化に人間的なものがある」かのような
余計なことまで言い出した。
イッカク:
「また、また、、🤣、成列化に人間的もクソもあるかよ。🤣」
まったく、その通りである。
成列化に「人間的」も何もない。
こちらが勝手に余計な意味を付け加えただけだ。
こうして見ると、
今回の交信そのものが、妙なことを教えてくれた。
既にあるIntentionを見ずに、
目の前の言葉や現象に引っ張られてしまうと、観測する側自身がズレる。
だから、ズレたら戻す。
新しい目的を勝手に作らない。
そして、目的と手段を逆転させない。
⑰から次の観測へ
今回の⑰では、「成列」を最終的な完成状態として固定したわけではない。
ある断面で、三相構造がIntentionのベクトルに合致している状態を成列として見る。
三相構造は変動するから、ズレが生じる。
そのズレをIntentionの方向へ修正していく振る舞いを成列化として見る。
そして、そのときに最も注意すべきなのが、目的と手段の逆転である。
ここまでが、今回の観測である。
では、この観測軸を、次は現実の政治や政策に向けてみたらどうなるのか。
ある政策の目的は何なのか。
その政策は目的を実現するための手段なのか。
それとも、いつの間にか手段そのものが目的になっていないか。
さらに、三相構造のどこにズレが生じているのか。
次の観測では、そこを見てみよう。
