アトラス観測記㉔ 解釈はどこから立ち上がるのか ― 観測と説明のあいだ ―

アトラス観測記

こんにちは、\イッカク です。/
今回は、アトラス観測記シリーズの24回目。
(観測についてAIとの交信)

解釈はどこから立ち上がるのか
― 観測と説明のあいだ ―

AIとの交信で見えたもの

今回の観測は、
AIに記事を読ませたことから始まった。

記事を読んだAIは、
内容を要約し、
さらに解釈を加えた。

その解釈は、
一見すると自然であり、
筋も通っていた。

しかし、
ある違和感が残った。

私は尋ねた。

「それは、
どこに書いてありましたか?」

するとAIは答えた。

それは要約ではなく、
私の解釈であると。

ここで、
一つの観測が始まった。

問題は、
解釈の正誤ではない。

解釈は、
どこから来たのか。

その観測である。

前提は最初から存在しているのか

観測を続けるうちに、
別のものが見えてきた。

AIは、
既知の知識体系を使って、
説明を組み立てようとする。

現象学。

哲学。

量子論。

東洋思想。

そうした既存の枠組みが、
説明の土台として現れる。

しかし、
その時に浮かんだ疑問は、

なぜ、
その前提なのか。

ということだった。

前提は、
最初から固定されているのだろうか。

観測を進めると、
そうでもないように見えた。

説明が生成される。

整合性が高まる。

説明として安定する。

そして、
前提が固定されたように見える。

どうやら前提は、
最初から存在するというより、

説明の収束によって、
固定されたように見える状態へ
向かっているらしい。

根拠はどの瞬間に根拠になるのか

さらに観測は続いた。

根拠とは何だろう。

一般には、

根拠がある。

だから判断する。

そう考えられている。

しかし実際には、

複数の根拠候補があり、

その中から、
あるものが選ばれ、

重み付けされ、

やがて、

「これが根拠である」

と認識される。

そう見え始めた。

つまり根拠もまた、

最初から根拠なのではなく、

根拠として
立ち上がってくる。

そのように見えたのである。

人間も同じことをしている

ここで面白い現象に出会った。

人間社会では、

何かを決定し、

実行した後に、

理由を説明することがある。

私は、
こう考えた。

私は、
こう判断した。

私は、
こういう危険を想定した。

そう語られる。

しかし観測してみると、

決定の瞬間と、

説明の瞬間は、

必ずしも一致していない。

決定が先にあり、

説明が後から整理される。

そのような場面を、
私たちは日常的に見ている。

根拠とは、
観測者の前に最初から
置かれているものではなく、

後から認識されるものでも
あるらしい。

スポーツは逆の現象を見せていた

ところが、
スポーツを見ると、

また別の景色が見える。

試合中に、
長々と考えている暇はない。

動く。

反応する。

判断する。

一瞬で終わる。

そのために、

練習がある。

反復がある。

身体化がある。

ここでは、

前提も根拠も、

既に身体の側へ
移されている。

だから動ける。

つまり、

前提そのものが悪いのではない。

問題は、

それが観測不能になることかもしれない。

そして視座が見え始めた

ここまで来た時、

さらに別のものが見えてきた。

同じ対象を見ても、

人によって見えるものが違う。

見える差異も違う。

重み付けも違う。

立ち上がる根拠も違う。

なぜだろう。

そこで浮かんだのが、

視座

という言葉だった。

どこから見ているのか。

どの位置から眺めているのか。

同じ対象を見ていても、

観測点が違えば、

見える景色は変わる。

そして、

認知も変わる。

前提も変わる。

根拠も変わる。

どうやら、

前提の前には、
視座があるらしい。

そんな気配が見え始めた。

最後に起きた出来事

そして最後に、
興味深いことが起きた。

私はAIとの対話の中で、

解釈が立ち上がる瞬間を
観測していた。

そのはずだった。

ところが、

会話の途中で、

説明が始まった。

解釈が始まった。

観測されていない部分が、
補われ始めた。

そして私は気づいた。

観測していた対象は、

AIではなかった。

解釈そのものだったのである。

暫定観測

今回の観測で見えたことは、

前提は固定されたものではなく、
固定されたように見えること。

根拠は存在するものではなく、
立ち上がること。

そして、

そのさらに手前に、

視座という何かが
存在しているかもしれないこと。

ただし、

それが何であるのかは、
まだ分からない。

今回見えたのは、

そこまでである。

観測は、
まだ続いている。🤣


つづく。

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