第1回:理想はどこで歪んだのか──制度と倫理の再定義へ

制度設計と国民生活

こんにちは、\イッカクです/

制度って、誰のためにあるんだろう?

「政治の話は難しい」と思ってる人、多いと思います。
でも、ちょっとだけ立ち止まって考えてみませんか?
制度って、そもそも誰のためにあるんでしょう。

昔、産業革命っていう大きな変化がありました。
機械が働くようになって、工場が増えて、街がどんどん広がって。
でもその裏で、
働く人たちは長時間労働、安い給料、貧しい暮らしに苦しんでいました。

そんな中で、
「このままじゃダメだ」と声を上げた人たちがいました。
みんなが平等に暮らせる社会をつくろう。
搾取されないようにしよう。
暴力じゃなく、助け合いで生きていこう。
そんな理想が生まれたんです。

その理想は、後に「共産主義」って呼ばれるようになりました。
でも、最初から怖い思想だったわけじゃありません。
むしろ、人間らしく生きるための問いかけだったんです。

ところが、その理想が「制度」になっていく過程で、
だんだんと歪んでしまいました。
国が強くなりすぎて、党がすべてを決めるようになって、
暴力が正当化されてしまった。

本来の理想は腐っていません。
腐ったのは、それを制度に変えるときのやり方です。
制度が人を守るものじゃなくて、
支配するものになってしまったんです。

じゃあ今、私たちはどうすればいいのか。
もう一度、あの理想の原点に戻ってみることができるんじゃないでしょうか。

暴力や支配じゃなくて、
市民が話し合って、制度をつくっていく。
みんなで「どうすれば暮らしやすくなるか」を考えて、
それをちゃんと形にしていく。

制度って、
偉い人が勝手に決めるものじゃない。
市民が関わって、納得して、育てていくものなんです。

政治って、
遠い世界の話じゃない。
私たちの暮らしそのものです。
保育園の待機児童も、年金の仕組みも、
災害時の支援も、 全部「制度」の話です。

だからこそ、
制度は市民の手に戻さなきゃいけない。
誰かが勝手に決めるんじゃなくて、
みんなで考えて、みんなでつくる。

この連載では、そんな「制度のあり方」について、
難しい言葉を使わずに、ゆっくり考えていきたいと思います。

次回は、「市民が制度をつくるって、どういうこと?」をテーマに、
もっと具体的に話してみますね。

読んでくれて、ありがとうございます。
一緒に、考えていきましょう。

第2回:市民が制度をつくるって、どういうこと?

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