谢万军(シエ・ワンジュン)という“物語装置”──軍事噂話が量産される構造を読み解く

アトラス理論で読む

こんにちは、\イッカク です。/

今回は、習近平の噂を語る、語りについて
以下の動画が、あります。

習近平がロシアに100トンの金を空輸したのか?
独裁者の最後の一歩は、逃げる前の合図だ!
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谢万军シエ・ワンジュン という“物語装置”
──軍事噂話が量産される構造を読み解く

中国情勢を追っていると、
必ず目に入る名前がある。 谢万军シエ・ワンジュン
軍事映像と政治的推測を組み合わせ、
「内戦前夜」「五省独立」「政権崩壊」といった
刺激的な言葉でX(旧Twitter)を賑わせる人物だ。

彼の投稿は、
単なる反体制派の叫びではない。
もっと体系的で、もっと構造的で、
もっと“物語的”だ。
むしろ、彼自身が一つの“ナラティブ生成装置”として
機能している
と言った方が正確だろう。

この記事では、
谢万军の発信を「事実」「推測」「物語」の三層構造として解剖し、
その“型”を明らかにする。

 

1. 断片的な“軍事事実”を物語の起点にする

谢万军シエ・ワンジュン の投稿は、
必ず軍事的な断片情報から始まる。

  • 「第75集团军が南宁へ移動」

  • 「第81集团军が太原に集結」

  • 「戦区の沈黙」

  • 「部隊の車列が高速道路を走行」

これらは、完全な嘘ではない。 しかし、文脈が欠落している

軍が移動する場合には、
訓練・ローテーション・治安維持・国境情勢など
複数の理由があるが、
彼はそれを説明しない。
断片だけを提示し、読者に「異常だ」と思わせる。

ここが第一の“仕掛け”だ。

 

2. 軍事行動を“政変”に直結させる飛躍

事実の断片を提示した後、彼は一気に政治領域へジャンプする。

  • 「これは演習ではない」

  • 「これは防御ではない」

  • 「これは内戦前夜の占位だ」

この“否定”の使い方が巧妙だ。
読者は「では何なのか?」と考え、
提示された政治的結論を受け入れやすくなる。

軍事の専門家なら
複数の可能性を検討するが、
谢万军シエ・ワンジュン は常に「政権崩壊」へ一本道で誘導する。

 

3. 最も起きにくい未来を“最も起きやすい未来”として提示する

彼の投稿の核心はここにある。

  • 「五省区が独立」

  • 「戦区が中央から離反」

  • 「軍が先に動き、政権が倒れる」

これらは、構造的にほぼ不可能だ。
中国の戦区は中央軍委の指揮下で、独立行動の権限を持たない。
地方政府も中央依存度が高く、短期間で独立などできない。

しかし、彼は最も起きにくい未来を“最もあり得る未来”として語る。

これはプロパガンダの古典的手法で、 “恐怖”と“期待”を同時に刺激する。

 

4. 条件文で未来を“既に始まっている現実”に変換する

  • 「一旦内戦爆発」

  • 「一旦习近平垮台」

  • 「一旦中央失控」

条件文は未来の仮定だが、
彼はそれを現在進行形の危機として扱う。

読者は「まだ起きていない」ことを忘れ、
“すでに始まっている”かのように錯覚する。

 

5. 結論は常に同じ ──“政権崩壊”という万能ナラティブ

どの戦区でも、
どの部隊でも、
どの都市でも、

結論は必ず同じだ。

「軍が動いた → 政権崩壊」

これは“万能ナラティブ”であり、
どんな映像にも適用できる。

つまり、 彼の投稿は「分析」ではなく「物語」だ。

 

6. 最後に“拡散”を促す構造で締める

  • 「点赞、订阅、转发」

  • 「看清调兵方向,就能看懂结局」

これは情報の目的が
分析ではなく、拡散と影響力の増幅であることを示す。

彼の投稿は、
「情報」ではなく「商品」だ。
そしてその商品は、 恐怖と期待でできている。

 

まとめ:
谢万军シエ・ワンジュン は
“軍事噂話の物語化エンジン”である

彼の発信は、次の三層構造でできている。

  1. 軍事的断片(Fact)

  2. 政治的飛躍(Speculation)

  3. 政権崩壊の物語(Narrative)

この三つを高速で連結し、
“事実のように見える物語”を量産する。

だからこそ、 彼の投稿は刺激的で、
拡散しやすく、 そして誤解を生みやすい。

まったく、お騒がせ者である。🤣


では、また。

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