大石あきこ氏「裏金」批判動画をアトラス理論で構造判定する

アトラス理論で読む

こんにちは、\イッカク です。/
今回は、相手を叩く前に己の脇を固めよ!


大石あきこ氏「裏金」批判動画を
アトラス理論で構造判定する

はじめに

最近、YouTubeやXを中心に、れいわ新選組・大石あきこ氏について
「自民党の裏金議員を厳しく追及しているが、自身はどうなのか」
という趣旨の批判動画・投稿が拡散している。

本稿では、感情的な是非論や支持・不支持の立場をいったん外し、
アトラス理論(Intention / Information / Imagination)の構造分析によって、
この件が何であり、何ではないのかを整理する。

事実関係の整理(Information)

まず、観測可能な事実のみを並べる。

・大石あきこ氏が関係する政治団体において、
 2022年度の政治資金収支報告書に収入・支出の記載漏れがあった。

・これらは後日、訂正申告として提出され、
 公的な政治資金収支報告書として公開されている。

現時点で、
 意図的な隠蔽、キックバック、裏金化を認定する
 捜査・起訴・刑事処分は存在しない。

この段階で確認できるのは、
「記載漏れと、その訂正が行われた」という事実のみである。

批判動画の構造(Informationの操作)

問題となっている動画や投稿では、

・複数年度・複数団体の金額を合算する
・「不記載=裏金」という等式を前提にする
・自民党派閥の裏金事件と並列に扱う

といった情報編集が行われている。

これは情報の提示方法としては可能だが、
法的定義や事実確定の段階を意図的に省略
している点に注意が必要である。

Intentionの構造判定

次に、Intention(根源意図)の接続を確認する。

・大石氏側の説明:
 記載漏れは作業ミスであり、発覚後に訂正したという説明。

・自民党裏金問題:
 組織的にキックバックを不記載とし、
 意図的に資金を裏金化していた構造。

この2つは、
Intentionの段階で同一構造とは言えない

「不記載」という表層現象だけを一致させ、
Intentionの違いを切断したまま論じている点で、
批判動画側の構造は Intention 接続が不十分である。

成列/乱列の判定

アトラス理論に基づき、構造判定を行う。

・大石氏の政治資金訂正行為:
 Intention(公開・是正)と Information(訂正申告)が接続している
 → 構造上は成列状態

・批判動画の論法:
 Intentionを確認せず、Informationを恣意的に接続・増幅している
 → 構造上は乱列状態

ここでの判定は、
人物評価や政治的立場の是非ではなく、
構造としての整合性のみを対象としている。

なぜこの種の「ブーメラン論」が拡散するのか

この現象は、

・「裏金」という強い言葉が持つ感情誘発力
・数字の大きさによる印象操作
・政治不信が蓄積された社会的背景

といった要素が重なった結果、
Imagination(現象)が過剰に膨張した典型例である。

構造を見失うと、
「不記載」という言葉だけが独り歩きし、
本来区別されるべき事象が同一視されてしまう。

正反合と反作用の構造

世の中の趨勢には、いわゆる「正反合」という運動がある。
何かを強く突き出せば、必ずそれに対応した反作用が生じる。

しかし重要なのは、
正を突き出した後に反が来るのではなく、
正を出す前に、反として来るものをあらかじめ想定しておくという点である。

つまり、
反が来た場合にどう統合(合)するかという構造を、
最初から用意しておく必要がある。

アトラス理論の構造で言えば、

・反として現れるであろう Information の歪曲や切り取りを事前に想定し
・それに対して Intention を再提示できる接続経路を確保し
・Imagination が暴走しないよう、観測点を準備しておく

この「合の設計」がなされていれば、
反作用は混乱ではなく、構造理解を深める材料に転化する。

反が来てから慌てて説明を始めるのでは遅い。
正を出す前に、すでに合が用意されていること
それが、成列を維持したまま社会に強いメッセージを投げるための、
最低条件である。

さらに言えば、
この「合」の備えにおいて最も重要なのは、
他者への反論準備ではない。

まず行うべきは、
脇を点検し、己に落ち度がないかを自ら俯瞰することである。

これは、
反を想定して言葉を飾るという技術論ではなく、
自分自身の構造が乱列していないかを確認する作法に近い。

武士が戦いの前に、
刀だけでなく装束や立ち姿を点検したように、
強い主張を放つ前には、

・Intention が私怨や慢心に傾いていないか
・Information に抜けや歪みがないか
・Imagination が先走っていないか

を、先に自ら検分する必要がある。

この自己点検が欠けたまま正を突き出せば、
反は容易に弱点を突き、
結果として主張全体が乱列へと引きずり込まれる。

ゆえに、
最も強い「合」とは、
他者を論破する構えではなく、
自らを律し、構造を整えておく構え
なのである。

連想される実例――琢磨前市長の市長選における構え

ここで、ひとつ連想される具体例がある。
それが、いわゆる「琢磨前市長」の市長選における構えである。

あの選挙戦において特徴的だったのは、
相手陣営への強い攻撃やスキャンダル提示よりも先に、

・自らの過去の行政判断
・批判されうる点や弱点
・誤解されやすい政策判断

を、あらかじめ自分の言葉で開示し、整理していた点である。

これは、
反が来てから弁明する姿勢ではなく、
反として来る論点を先に引き受け、合として配置しておくという構えだった。

アトラス理論の構造で見れば、

・Intention:市民に対して隠さない、逃げない
・Information:不利になりうる情報も含めて先に提示
・Imagination:疑念や誤解が暴走する余地を狭める

という接続が、選挙戦の初期段階から成立していた。

その結果、
後から投げられた批判や攻撃は、
新しい情報として拡張せず、
既に提示された構造の中で吸収・減衰していった。

これは偶然ではなく、
正を出す前に合を用意していたという点で、
前節で述べた武士道的自己点検と同型の構えだと言える。

強さとは、
声量や攻撃性ではない。

自らの脇を締め、
来るべき反を見越して構造を整えておくこと。

琢磨前市長の選挙戦は、
その実践例として、非常に示唆的である。

逆照射される事例――田久保真紀・前市長の現在地

ここで、まったく逆方向の連想が成り立つ事例として、
田久保真紀・前市長の現在の状況を置いておく。

田久保氏のケースでは、
学歴詐称疑惑を端緒として、

・公職選挙法違反(虚偽経歴の公表)
・虚偽公文書作成・同行使
・有印私文書偽造・同行使
・地方自治法違反(百条委員会での虚偽証言)

と、複数の容疑が連鎖的に表面化している。

重要なのは、
個々の容疑の是非をここで断定することではない。
構造として観測できる点は、次の一点である。

反が来ることを前提とした自己点検(合)が、事前に存在しなかった

学歴という、
反として最も突かれやすい一点について、

・事前に整理されず
・自らの言葉で説明されず
・構造として公開されないまま

選挙という「正」が突き出された。

その結果、
後から現れた反は、
単なる批判ではなく、

・Information の欠落を突く捜査
・Imagination を増幅させる疑惑の連鎖

として拡張し、
収拾不能な乱列状態へと進行した。

アトラス理論の構造判定としては、

・Intention:自己保全が前景化し、説明責任と切断
・Information:核心部分が未提示・留保
・Imagination:疑念が暴走し続ける

という接続不全が長期間放置された状態である。

これは、
反が強かったから崩れたのではない。
正を出す前に、合が用意されていなかったために、
反が制御不能になった典型例だと言える。

同じ「反作用」を受けたとしても、

・事前に自己点検を行い、合を敷いた構え
・自己点検を欠いたまま正を突き出した構え

この差が、
成列と乱列を決定的に分ける。

本稿で扱ってきた大石氏の件も、
最終的にはこの構造軸の上に置いて理解されるべきだろう。

本件で観測される批判動画は、
強い告発(自民党裏金問題)に対する反作用として、

・表層の言葉(不記載)だけを抜き出し
・Intention の差異を切断し
・印象操作として再結合する

という、典型的な反の運動を示している。

したがって必要なのは、
「反が来たこと」への驚きや動揺ではなく、
反が来た瞬間に構造を再提示できる準備である。

おわりに

本件は、

・記載漏れと訂正という事実は存在する
・しかし、それをもって「裏金議員」と断定する構造的根拠はない

という点を、冷静に切り分ける必要がある。

アトラス理論の視点から見れば、
重要なのは誰を叩くかではなく、
Intention・Information・Imaginationが正しく接続されているかである。

構造を誤認した批判は、
社会全体を乱列化させるノイズにしかならない。

この点を踏まえた上で、
私たちは「事実」と「印象」を分けて捉える必要があるだろう。


わたしは、正義・悪という物差しを捨てた。
それは、極端の思想の争いでしかないからだ。
見よ!自然を!
生存のためにそれは、食物連鎖として、弱肉強食あるかもしれないが
しかし、平和であるし、仕組みである。
人間だけが、異常である。
もっとハッキリ狭めて言うと、概ね、西欧人は、異常である。
武器を持った瞬間に凶暴になって、ターゲット国家を襲う。
数百年前から、変わってない。そういう存在なのだ。
詐欺の技術もかれらが、常套手段である。
「騙されたほうが悪い」という常識は、彼らが作ったものであろう。
この黒い霧に包まれて、個人のマインドまで黒くなってしまっていないか?
その魅力的な餌は、エロとマネーである。
騙されてはイケない。

では、また。

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