3I/ATLASについて、今、あなたはどう感じましたか?_2025_12_24_No.2 ――追記:時間を置いて、構造を見直し

3I/ATLAS

こんにちは、\イッカク です。/

「覚醒」という言葉としての構造が、
思考を止めるとき

――追記:時間を置いて、構造を見直してみる

前回の記事を書いてから、少し時間を置きました。
感情が落ち着いた状態で、あの動画をもう一度思い返し、
今回は「内容の是非」ではなく、
どのような構造で語られているのかに意識を向けてみます。

◆ アトラッシ(3I/ATLAS)での再読

ここで、改めてアトラッシを起動します。

  • Intention(根源)
    この動画の根源にあるのは、
    人々の間に広がる不安や停滞感です。
    先行きが見えない時代において、
    「自分はどこに立っているのか」を確認したいという
    根源的な欲求が刺激されています。

  • Information(設計)
    その欲求に対し、
    動画は「覚醒/非覚醒」「気づいた者/気づいていない者」という
    明確な二分法を提示します。
    二分法は理解しやすく、
    思考を短時間で整理したような感覚を与えますが、
    同時に問いや揺らぎを削ぎ落とします。

  • Imagination(現象)
    その結果として現れるのが、
    選ばれる側にいたいという安心感、
    あるいは取り残されることへの焦りです。
    これは個人の弱さではなく、
    設計された情報が自然に引き起こす現象だと言えます。

◆ なぜ「違和感」が残ったのか

私が最初に覚えた違和感は、
この三層を重ねてみることで、
少し輪郭を持ちました。

それは、
この語りが

  • 立ち止まる余白よりも

  • 納得して並ぶことを

強く促しているように感じられたからです。

考える前に位置取りが決まってしまう構造は、
一見すると分かりやすいですが、
思考の自由度は確実に下がります。

◆ 覚醒という言葉の再定義

もしここで「覚醒」という言葉を使うなら、
それは誰かを分けるラベルではなく、

  • 自分が今、何に不安を感じているのか

  • なぜ強い言葉に惹かれたのか

  • その語りに、問いを挟む余地はあるのか

を静かに点検する行為のことだと、私は思います。

◆ 最初の印象と、今の見え方

最初に感じたのは、
説明できない違和感でした。

時間を置き、構造として見直した今、
その違和感は
「思考の余白が狭まる設計への反応」だったのだと
理解できます。

印象が変わったというより、
言葉が追いついた、
という感覚に近いかもしれません。

◆ 結論を急がないという選択

この追記でも、
明確な結論は出しません。

なぜなら、
考え続けられる状態を保つこと自体が、
今の時代には価値ある態度だと思うからです。

この動画をどう受け取るかは、
人それぞれで構いません。

ただ一つだけ。

見終わったあと、
世界が少しでも広がったか、
それとも静かに狭まったか。

その感覚だけは、
自分の中で大切にしておいても
いいのではないでしょうか。


では、また。

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