こんにちは、\イッカク です。/
今回は、コレ ↓
※以下は、片山さつき議員の会見・動画発言を素材に、
構造だけを観測した整理メモである。
人物評価・好き嫌い・賛否の結論は意図的に置かない。
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まず、この動画全体を貫いて
繰り返されるキーワードは、次の3つに集約できる。
・「国民の声」
・「強い経済」
・「国民に真を問う(=選挙)」
一見すると、非常に民主的で、希望に満ちた語りに見える。
しかし、ここで重要なのは“言葉そのもの”ではなく、その接続構造である。
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■「国民の声が政治を動かしている」という語り
1週間で1万2000件の意見募集があった、という数字は
何度も強調される。
だが同時に、次の点は意図的に語られていない。
・その1万2000件は、どの政策選択にどう反映されるのか
・賛否の比率はどうなっているのか
・採用されない意見は、なぜ採用されないのか
つまりここで使われている「国民の声」は、
判断材料としての情報ではなく、
政治の正当性を演出するための背景音として機能している。
これは「聞いた」という事実の提示であって、
「従った」「委ねた」「修正した」という話ではない。
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■「強い経済」という言葉の曖昧さ
途中、記者から非常に核心的な質問が出る。
「強い経済とは、どの数値状態を指すのか?」
GDP成長率なのか
実質賃金なのか
名目成長率と金利の関係なのか
この問いに対し、明確な数値目標は最後まで提示されない。
語られるのは、
・雰囲気が明るくなった
・経営者がリスクを取る精神状態になった
・政治の意思力が大事
といった状態描写・心象表現である。
ここでの「強さ」は、測定可能な設計概念ではなく、
評価不能なイメージ語として使われている。😱
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■ 選挙が「問い」から「証明」にすり替わる瞬間
本来、選挙とは
・政策案が提示され
・有権者が是非を判断し
・結果によって修正や撤回が起きうる
という「不確定性」を含む制度である。
しかし、この動画内での語りでは、選挙は
・国民の声はすでに集まっている
・政策はすでに動き始めている
・それを“確認”するのが選挙
という位置づけに変わっている。
つまり、
選挙が『問い』ではなく
『証明儀式』として語られている。
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■ 構造として何が起きているか
整理すると、この語りのアトラス理論構造は次のようになる。
・Intention(根源):政権の継続と正当化
・Information(設計):数値目標や判断基準は曖昧なまま
・Imagination(現象):希望・明るさ・国民参加感
三者は一見つながっているように見えるが、
判断基準が設計されていないため、実際には接続していない。
これは「希望を語っている」のではなく、
希望が語られているように見える配置である。
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■ 3時のお茶で読むなら、ここだけ押さえればいい
・「国民の声を聞いた」は、必ず「どう反映するか」をセットで見る
・「強い」「明るい」は、数値と切り分けて観測する
・「選挙で問う」という言葉が出たら、
何が未確定で、何がすでに決まっているのかを確認する
それだけで、語りに酔う必要はなくなる。
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これは賛成・反対の話ではない。
言葉が、判断の代わりに置かれていないかを
確認するだけの話である。
紅茶が冷める前に、そこだけ見れば十分だ。
では、また。

