こんにちは、＼イッカクです／
今回は、「論考：茶番としての政治劇」の６回目で最終回です。
第6章：氣づきが未来を変える──茶番を超えて拓かれる道
「茶番だ」と嘆くだけでは、何も変わらない。
しかし、「氣づき」は、その“見抜く眼”から生まれる。
そして、この氣づきこそが、現実を変える力を持っている。
私たちは長く、支配構造の中で生きてきた。
上から命じられる制度、
与えられる情報、誘導される選択肢。
それが当たり前だと信じさせられてきた。
けれども今、少しずつその構図が揺らぎ始めている。
誰もが感じている。何かがおかしいと。
真実と嘘が交錯し、
善意が操作され、
対立が煽られる時代にあって、
本当に必要なのは、「何を信じるか」ではなく、
「自分の感覚に正直であること」ではないだろうか。
氣づきは、他人から与えられるものではない。
それは、心の内側から湧きあがる。
日々の出来事に違和感を持ち、声なき聲に耳を傾ける者だけが、それに触れる。
そしてその氣づきは、波紋のように拡がる。
誰かの氣づきが、また別の誰かを目覚めさせる。
この連鎖こそが、集合意識の真の力だ。
支配者が最も恐れるのは、民衆の蜂起ではない。
「氣づいてしまった者たち」が静かに共振することである。
いま、多くの者たちが、情報の背後にある構造を見つめ直している。
どの政党が善か悪かという図式から離れ、
「この構造そのものが不自然である」と氣づく者が増えている。
ここに、新しい可能性がある。
私たちが願う社会は、上下関係ではなく、響き合いによって成り立つものだ。
縄文のような共生の価値観を、テクノロジーと結び合わせることで、
これまでとは違う“文明の軸”が創られていく。
そのはじまりは、小さな氣づきから。
「このニュース、おかしいな」
「この制度、誰のためにあるんだろう？」
「どうして、この人の聲は消されてしまうのか」
そしてやがて、氣づきは確信となる。
私たちはもう、騙されない。
私たちはもう、任せない。
私たちは、「自らの内側」から政治を生み出す。
それが、“本来の民意”であり、
茶番の舞台を降りた私たちが立つ、新たな地平である。
この論考シリーズの終わりは、始まりでもある。
氣づいた者たちが、自分の意志で動き出し、繋がり合う。
それは、組織ではない。命の波動の共振だ。
もはや、恐怖や管理による支配は、古い時代の残滓にすぎない。
私たちは、「氣」を取り戻し、「和」を生きる社会へと歩み出せる。
その時代の先にあるのは、誰もが主役の、まつりごとである。
完。
では、また。
