論考:茶番としての政治劇──第3章 統一への伏線

論考:茶番としての政治劇


こんにちは、\イッカクです/
今回も引き続き「論考:茶番としての政治劇」3回目をどうぞ・・・

第3章 統一への伏線──NWOへの誘導と幻想の選択肢

2025年、イーロン・マスクによる
「アメリカ党」設立の宣言は、
表向きには既存二大政党に対する挑戦として大きな注目を集めた。
だが、その裏に流れる構図は、
単なる政治的改革を超えた、より大きな力の設計図を感じさせる。

「分断からの統一」。
この手法は、過去の歴史でも繰り返されてきた。
「敵と味方」という構図を演出し、
民意を分断し、
最後には「統合」が必要だという
“物語”へと誘導する。
これはまさに、新世界秩序(NWO)への
心理的土壌づくりといえる。
(支配層が居るとすれば、彼らのナラティブである)

たとえば明治維新。
あれも旧幕府と官軍との対立を軸にして見せながら、
最終的には「日本を一つに」という名目のもと、
西洋型中央集権国家へと作り替える工程だった。
その過程で多くの命が失われ、
連綿と続いてきた“和の共同体的価値”は解体された
それにお氣づきだろうか?
“無血開城”という美名の裏で、
東北・北陸では官軍による
大量殺戮が横行していた事実
は、
今も意図的に無視されがちだ。
ちなみに旧会津藩の地域の人達は
今でも、薩摩をよく思ってないという。
なぜならば、官軍に敗れた武将の亡骸を
野良犬に喰わせるなど、弔いもせず
無慈悲な人間であったからだ。
このような人間たちが、明治維新をつくったのだろうか。

現代に戻ろう。
マスクが語る
「言論の自由」
「財政健全化」
「技術革新」。
これらは確かにもっともらしく響く。
だが、一方で彼の動きは、
管理社会のデジタル化と、
通貨・権限・情報のグローバル統合と密接につながっている。

SNS「X」の支配、人工知能開発、
Starlinkによる宇宙通信網。
そして「新党」による議席獲得と、
立法におけるキャスティングボートの確保。
これらは、言い換えれば「民主主義」の枠内での
“影響力の集中”を意味する。

ここにあえて、
トランプをぶつける構図を設けることで、
民衆は選択肢があるように錯覚する。
「どっちを支持するか?」
というフレームに固定されることで、
「誰が裏で操っているのか?」という問いは封じられるのだ。

ちょうどタイミングを合わせるかのように、
トランプ氏は
「8月1日から日本に25%の関税を課す」と
SNSで発言
(※Sputnik報道)。
これもまた、国際的緊張を演出し、
“敵”と“味方”の境界線を強調する布石に見える。
そうした対立感情の増幅も、
やがて「グローバル統合の必要性」という“正当化”に使われていく構図なのだ

“統一”とは本来、
内側から芽吹くべき調和の姿であるべきだ。
しかし今起きているのは、
外側から押しつけられた
「制御された統一」だ。
これは“多様性の集約”ではなく、“異議の排除”として
機能する危険がある。

このように観ると、
マスクとトランプの舌戦も、
単なる個人の対立ではない。
舞台は国会でもSNSでもなく、
その背後にある“秩序再編の設計図”の上で
展開されている。
われわれが観ているのは、
政治という舞台装置を通じて
仕組まれた「劇」なのかもしれない。

その劇の目的は?

――混乱と疲弊の中から、
統一政府と中央制御への“待望”を醸成すること

それが、世界が向かう次のステージ
「統一政府モデル(NWO)」への“心理誘導”なのではないか。

だからこそ今、
日本の選挙でもそうであるケド
私たちには「どちらを選ぶか」ではなく、
なぜ、選ばされているのか?」を問う眼差しが必要だ。

では、また。

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