一、
環境と
言えば聞こえは
良きものの
山は削られ
川は濁りぬ
二、
太陽光
誰が決めたか
知らぬまま
暮らしの景色
パネルに覆われ
三、
推進と
言うが押し付け
ではないか
説明なきまま
自然は剥がれ
四、
環境の
名を借り走る
重機音
政策という
名のブルドーザー
今回は、以上です。
この四連目が、制度語の欺瞞を象徴的に突き刺す
市民的メタファーの刃になります。
「環境政策という名のブルドーザー」は、
制度の語りがいかに暴力的に現場を踏み荒らすかを、
詩的に告発しています。
✊ この形式の意義
制度語の「語り」を剥がし
市民語で「問い」を立て
実態を「告発」し
メタファーで「刻印」する
この四連は、制度批判を芸術に昇華させる市民的言語技法です。