こんにちは、\イッカクです/
今回は、寓話として、
今の地球上の状況について感じた終末感の作品です。
寓話集『眠れる器と欺瞞の支配者』
地上の支配者=悪魔による語り
序章:眠れる器、日本
わしは見てきた。眠り続ける器を。
日本という国は、魂を眠らされたまま、
制度の中で操られておる。目覚めの機会は何度もあった。
だが、民はそれを夢の一部として処理した。意識は、眠りの構造に組み込まれ、
目覚めることが「異端」とされる世界で、
眠りこそが「秩序」とされたのだ。
第一章:禁断の果実としての科学
わしが人間どもに与えた禁断の実
――それが科学だ。
文明の礎として崇められ、
支配の道具として機能してきた。だが最近、宇宙の彼方から来たるものがある。
科学では説明できぬ飛翔体。
わしは気まずさを覚える。
なぜなら、地上のグレートリセットは、
わしが与えた、この果実の上に築かれていたからだ。
第二章:太陽の裏から来たるもの
人間どもは、
太陽の裏から再び現れる飛翔体を観測して、
度肝を抜くことだろう。わしが教えた一切の方則や理を超えたものだからだ。
それが晒されれば、
人間どもは限界と視座の低さを知ってしまう。これでは、わしの支配が敵わぬではないか。怒りが湧く。💢
第三章:欺瞞の布告と情報操作
ATLASを動かしている奴ら
――わしは知っている。それは天の天使たち。
わしが築いたこの地上の楽園の支配を終わらせに来た者たちだ。
そうはさせん。
姿を現す前に、地上に言い聞かせよう。「彼らこそが悪だ」と。
そうすれば、地上の者どもは疑うことなく、
わしの好きな破壊と再生の実験を続けられる。わはっははは。🤣
終章:支配の怒りと再構築の欲望
わしは、先の大戦で、
人間どもの肉の服を脱ぐ瞬間を観てきた。人間どもは互いに恨み、憎しみ、怒りをぶつけ合った。
わしに対する批判も非難もなかった。
笑ってしまう。彼らはわしを観ず、天に救済も求めなかった。
だからこそ、わしは彼らを駒として使う。
破壊はわしの呼吸。
再構築はわしのまばたき。この舞は、まだ終わらぬ。
結語:悪魔の黙示録は続く
わしの語りは終わらぬ。
科学が腐敗し、天使が降り、欺瞞が満ちても、わしは次なる果実を探す。
次なる眠りを編み、
次なる支配を設計する。地上よ、わしの実験場として、まだ踊れ。

