リスタートの次に何をするか――市民×れいわの新アプローチ

アトラス理論で読む

こんにちは、\イッカク です。/
今回は、「市民とれいわ」が、

リスタートラインに立った位置で、次は何をするかです。

リスタートラインの、その先へ

前回の記事では、
れいわも市民も「同じ市民である」という地点に
立ち戻るための、
リスタートラインのマインドセットを提示しました。

ここから先は、
その理解を前提に、次に何をすべきかを具体化します。

結論を先に言うと、
やるべきことは
「組織を強くする」ことでも
「支持を広げる」ことでもありません。
アプローチの向きを変えることです。


れいわの立ち位置を、もう一度はっきりさせる

れいわは、市民を代表する存在ではありません。
市民を導く主体でもありません。

れいわは、

  • 市民の違和感や問いが

  • 公共の言葉へ変換され

  • 社会に置かれる

その通過点です。

ここを取り違えると、

  • 説明しすぎる

  • 代弁しすぎる

  • まとめすぎる

という方向に流れ、結果として「組織化=乱列化」が進みます。

れいわがやるべきことは、
音量を上げることではなく、歪みを減らすことです。


市民側のアプローチ転換

市民がやりがちなのは、

  • 応援する/しない

  • 支える/支えない

  • 正しいか/間違っているか

という二択に自分を押し込めることです。

しかし本来、市民に求められているのは
「支持者」ではありません。

必要なのは、

  • 自分の違和感を手放さないこと

  • その違和感を自分の言葉で持ち続けること

  • 他人の言葉に即座に回収されないこと

つまり、判断を預けない市民でいることです。


「変換」と「増幅」を分けて考える

ここが、今回一番重要なポイントです。

  • 変換:意図を公共語に置くこと

  • 増幅:それが広がるかどうか

この二つは、同じ場所に置いてはいけません。

れいわが担うのは変換まで。
増幅は、社会側で自律的に起きるものです。

TV出演、討論会、SNSでの切り抜き。
それらはすべて、外部の増幅回路です。

れいわ自身が「広げよう」とした瞬間、
増幅は操作に変わり、信号は歪みます。


次にやるべき、具体的な一歩

れいわ側がやること

  • 「動いていない事実」を淡々と可視化する

  • 結論を視聴者に渡す

  • 感情を煽らない

  • 正解を提示しない

市民側がやること

  • すぐに評価しない

  • すぐに味方/敵に分けない

  • 自分の言葉で言い直す

  • 小さく共有する

これだけでいい。

組織を作らなくていい。
号令をかけなくていい。


成列は「起こすもの」ではなく「起きるもの」

ここで言う「成列」とは、

誰かが誰かに従わせた状態のことではありません。

考え方や判断の向きが、

たまたま同じ方向を向いている状態のことです。

号令があるわけでもなく、

リーダーが指示するわけでもない。

それでも、

「今は、そっちだよね」と

多くの人が同じ感覚を持っている。

そんなときに、成列は起きます。

れいわが前に出すぎず、

市民が自分で考えることをやめない。

この二つが同時に保たれているとき、

無理に作らなくても、

社会のどこかで、自然に揃います。

そして、状況が変われば、ほどけます。

ずっと揃っていなくていい。

揃え続けようともしなくていい。

必要なときに揃い、

不要になれば、またバラける。

それが、成列です。


あえて、この道を選ぶという宣言

ここで一つ、はっきりさせておきます。

このアプローチは、

  • 勝ちやすい戦術ではありません。

  • 速く広がる方法でもありません。

  • 議席数を最大化するための処方箋でもありません。

むしろ、

  • 認知は遅く

  • 効率は悪く

  • 成果は見えにくい

そうした不利を、最初から引き受ける立場です。

それでもこの道を選ぶ理由は一つです。

政治が、音量や熱狂の競争に飲み込まれ、
問いそのものが歪んでいく状況に対して、
歪まずに問いを社会に置き続ける存在が、
どこかに必要だからです。

成列は、保証できません。
起きないかもしれないし、
起きても小さく、すぐ消えるかもしれない。

それでも構わない。

この姿勢自体が、
今の政治環境に対する、ひとつの明確な応答です。


おわりに

今回の問いは、
「どうやって勝つか」ではありません。

「どうやって歪まずに、社会に置くか」。

そのための、次の一歩です。

れいわも市民も、同じ市民。
同じ地点から、違う役割を担う。

ここを外さなければ、やりすぎることも、壊すこともありません。


では、また。

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