【いもづる算】不定方程式×買い物問題を極めよ!栄東中2024 東大特待Ⅰを徹底解説【受験算数】

日記

こんにちは、\イッカクです/ 今回は、子どものお受験を覗きます。🤣


■編集後記
別な直感的な方法で、別解します。

 お菓子の個数をツルカメ算で直感的に解こう!
中学受験の問題をツルカメ算の考え方を使って、
超直感的に解く方法を紹介します!
問題は、
ケーキ(500円)、カヌレ(300円)、クッキー(100円)が売れて、
総額26,200円になったというもの。
カヌレの個数はクッキーの2倍より1個少なく、
個数の順番は
カヌレ > ケーキ > クッキー
です。カヌレの個数を求めるのが目標!

では、ツルカメ算の「数を当てはめて調整する」方法で、
簡単に解いてみましょう!

問題を簡単に
  • ケーキ(500円):m個
  • カヌレ(300円):クッキーの2倍より1個少ない(後で式にします)
  • クッキー(100円):n個
  • 売上:500m + 300(2n – 1) + 100n = 26,200円
  • 条件:カヌレの個数 > ケーキの個数 > クッキーの個数
  • 目標:カヌレの個数を求める
売上の式を整理すると:
500m + 600n – 300 + 100n= 26,200
500m + 700n = 26,500
5m + 7n = 265

この式、ちょっと複雑に見えますよね。
でも、ツルカメ算のコツは
「1つを決めて、残りを調整」!
クッキーの個数nを決めて、
カヌレとケーキを計算してみます。

ツルカメ算の直感的なステップ
ツルカメ算では、数をいくつか試して、
条件に合うかチェックします。
クッキーの個数nを仮定して、
カヌレ(2n – 1)とケーキ(m)を求め、
順番が正しいか確認しましょう。

売上26,200円はカヌレ(300円)が多め(30~40個くらい?)なので、
クッキーnは15~20くらいから試すと良さそう!


ステップ1: クッキーを仮定して試す
クッキーの個数nをいくつか試してみます。
ケーキの個数mは、売上の式から:
m = (265 – 7n) / 5
これが整数になるnを選び、
順序(カヌレ > ケーキ > クッキー)をチェック!
試し1: クッキーn = 15
  • カヌレ = 2 × 15 – 1 = 29個
  • ケーキm = (265 – 7 × 15) / 5 = (265 – 105) / 5 = 160 / 5 = 32個
  • 売上チェック:
    • クッキー:15 × 100 = 1,500円
    • カヌレ:29 × 300 = 8,700円
    • ケーキ:32 × 500 = 16,000円
    • 合計:1,500 + 8,700 + 16,000 = 26,200円(OK!)
  • 順序:29(カヌレ) < 32(ケーキ) < 15(クッキー)
  • ダメ:カヌレがケーキより少ない!
試し2: クッキーn = 20
  • カヌレ = 2 × 20 – 1 = 39個
  • ケーキm = (265 – 7 × 20) / 5 = (265 – 140) / 5 = 125 / 5 = 25個
  • 売上チェック:
    • クッキー:20 × 100 = 2,000円
    • カヌレ:39 × 300 = 11,700円
    • ケーキ:25 × 500 = 12,500円
    • 合計:2,000 + 11,700 + 12,500 = 26,200円(OK!)
  • 順序:39(カヌレ) > 25(ケーキ) > 20(クッキー)
  • バッチリ:条件を満たす!
試し3: クッキーn = 25(念のため)
  • カヌレ = 2 × 25 – 1 = 49個
  • ケーキm = (265 – 7 × 25) / 5 = (265 – 175) / 5 = 90 / 5 = 18個
  • 売上チェック:
    • クッキー:25 × 100 = 2,500円
    • カヌレ:49 × 300 = 14,700円
    • ケーキ:18 × 500 = 9,000円
    • 合計:2,500 + 14,700 + 9,000 = 26,200円(OK!)
  • 順序:49(カヌレ) > 18(ケーキ) < 25(クッキー)
  • ダメ:ケーキがクッキーより少ない!
ステップ2: なぜn = 20がいいの?
  • 売上26,200円は、カヌレ(300円)が30~40個(9,000~12,000円)くらいで
    半分近くを占めると仮定。
    カヌレ = 2n – 1 ≈ 40なら、n ≈ 20。これがピッタリ!
  • クッキーn = 20で、カヌレ39個(11,700円)、クッキー20個(2,000円)、
    残り12,500円をケーキ(500円)で割ると、12,500 ÷ 500 = 25個。バッチリ!
  • 順序(39 > 25 > 20)も条件を満たす!
ステップ3: ちょっとしたコツ
  • 売上や単価が100円の倍数なので、
    nを5の倍数(10, 15, 20, 25…)で試すと、
    ケーキmが整数になりやすい。
    これは、式(265 – 7n)が5で割り切れる必要があるから。
  • 試す数を絞るには、カヌレが多め(30~40個)と考え、
    n = 15~20から始めると早い!
答え
クッキーn = 20のとき、カヌレの個数は2 × 20 – 1 = 39個
これが唯一の解!
なぜこの方法が簡単?
  • ツルカメ算の魔法
    クッキーの数を「15個?20個?」と試して、
    カヌレとケーキを計算。
    売上が26,200円に合い、
    順序(カヌレ > ケーキ > クッキー)が正しければOK!
  • 少ない試行
    n = 15, 20を試すだけで答えが出る。
    表を書かなくても大丈夫!
  • 直感でわかる
    カヌレが多め(30~40個)と考え、
    数を当てはめて「順番が正しいか」チェックするだけ。
    計算は割り算と引き算だけでOK!

では、また。
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